筆子の愛を伝えていきたいです


by keikonowak

金子みすゞ(みすず)

c0193425_2383554.jpg三越デパートで開催されていた
金子みすず展(2月2日~14日)の券を友達から頂いたので、9日に行ってきました。(券をもらうまで展覧会があることを知りませんでした)

名前も全く知らなかった金子みすずの詩を初めて目にしたのは10年位前だったでしょうか??

何かで彼女の詩「大漁」を読んだ時、頭をガーンと打たれたような
大きな衝撃を受けました。
大漁だとお祭りをしている浜辺で・・・その時に海の中の魚の悲しみを考える
   何と優しい感性をもった人だろう・・・人間中心の視点をひっくり返させられました。
それから金子みすずの名前は私の頭を離れることはありませんでした。

金子みすず(1903年(明治36)~1930年(昭和5))は山口県で生まれ、
  大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人
しかし不幸な結婚を強いられ、3歳の女の子を残し、26歳の若さで自らの命を絶ちました。
生前500篇以上の詩を綴ったとされています。

みすずの詩は長い間忘れられていましたが、岩波文庫『日本童謡集』の「大漁」を読んだ
  児童文学者の矢崎節夫氏の長年の努力により遺稿集が見つかり、出版されました。
現在彼女の詩は小学校の教科書やテレビでも紹介され、多くの人に愛されています。
   3篇の詩を紹介します。

                「大漁」        
               朝やけ小やけだ
               大漁だ
               大ばいわしの
               大漁だ

               はまは祭りの
               ようだけど
               海のなかでは
               何万の
               いわしのとむらい
               するだろう。
        
         「わたしと小鳥とすずと」         
       
       わたしが両手をひろげても
       お空はちっともとべないが、
       とべる小鳥はわたしのように
       地面(じべた)をはやくは走れない。
   
       わたしがからだをゆすっても
       きれいな音はでないけど、
       あの鳴るすずはわたしのように
       たくさんなうたは知らないよ。

       すずと、小鳥と、それからわたし、
       みんなちがって、みんないい。

             「星とたんぽぽ」              
         
            青いお空のそこふかく、
            海の小石のそのように、
            夜がくるまでしずんでる、
            昼のお星はめにみえぬ。
               見えぬけれどもあるんだよ、
               見えぬものでもあるんだよ。

           ちってすがれたたんぽぽの、   
           かわらのすきに、だあまって、
           春のくるまでかくれてる、
           つよいその根はめにみえぬ。
               見えぬけれどもあるんだよ、
               見えぬものでもあるんだよ。

            
      
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by keikonowak | 2011-02-17 23:53